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2007年 06月 12日

滝山コミューン1974

ずっと気になってた『滝山コミューン1974』原武史をやっと手に入れた。
日曜の朝日新聞の書評(北田暁大)を読んで、読みたくてたまらなくなり、買ってしまった。

著者の年齢は僕と10年違うが、三多摩地区の雰囲気や団地の風景がやけにくっきりと浮かんでくる。
まだ、初めのほうだけどこの先の展開が楽しみ。

電車に乗る描写がこの本の箸休め的役割をしていてなごむ。
それ以外のところは、個人的には、学級会での恐怖感や
先生に気に入られようとして作文を書いた時の自分のいやらしさを思い出す。誰でもあることだろうけど。

そういうことをたまに思い出すと、
ああ自分は元々しょうもないんだなあと確認させられてイヤになる。
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by shu-mats | 2007-06-12 04:59
2007年 06月 11日

いちご物語

大島弓子『いちご物語』読了。
イノセントであることと、それが周りにとっては異物であることの悲劇を
描く人なんだなあ。
まだ、これと『バナナブレッドのプディング』しか読んでいないが、
どんどん読むつもり。
いつか大島弓子dayを作って一気に他の作品も読んでみたい。
でも、一日で読むのももったいない。
嬉しい。知らないものがまだこれだけあって、しかも多分、予想を超えて面白いだろうと思っているときの嬉しさ。

これは、ケータイ小説まだ読んでないから勉強のために読んどきゃなきゃとか考えてるときの感覚とは違う。当たり前だけど。
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by shu-mats | 2007-06-11 02:07
2007年 06月 08日

無意味なものと不気味なもの

『無意味なものと不気味なもの』(春日武彦 文藝春秋)読了。
この人の書くものはつい読んでしまう。
これは小説のガイドブック。
よくできた小説や名作を紹介する本ではなく、
通俗であったり、どこか何かが欠けている本の
ガイドブック。
カースン・マッカラーズという人の『黄金の眼に映るもの』という本は読んでみたい。

・ウィリアムズ一等兵。窃視者。童貞。
・ペンダートン大尉。同性愛者(おそらく女役)。
・レオノーラ。大尉の妻。美人だがいくぶん知能に問題あり。
・ラングトン少佐。レオノーラの間男。軽薄。SF好き。
・アリソン。少佐の妻。神経質で病弱、影が薄い。

                『無意味なものと不気味なもの』より

この設定だけで色々と想像が膨らむ。
是非とも読んでみたいが、絶版のよう。
根気よく探してみよう。


          
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by shu-mats | 2007-06-08 00:38
2007年 06月 03日

こおろぎ

パスカル・ランベールの日仏学院のイベントに行く。
15時半から21時まで色々なことを考えて
心地よい疲労感を覚えた。
何を考えたかは今はあまり覚えてない。
とにかく、身体と空間と時間についてだということは覚えている。
明日になってすこしづつ思い出していくのが楽しみ。
忘れてしまったことはまたいつか思い出せばいいとしよう。

青山真治監督の『こおろぎ』
豊かなディテールに支えられていながら、それは物語に回収されない。
むしろ、物語を浸食していくほどだ。
この映画のリズムに一度乗ってしまうと、永遠のフラッシュバックを見せられている気分になる。
しかもそれは、タイムスリップものでありがちな、もしかしたらそうであったかもしれない「現実」のバリエーションを並べたものではない。
どこかにエラーがあり、そもそもオリジナルなんか存在しないのでは?と思ってしまう。
いびつで、過剰で、穴あきだらけといった様相。
物語が閉じていないからこそ
この物語は観た人に転移しては、
そこで勝手に増殖していくのだろう。
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by shu-mats | 2007-06-03 02:56