サンプル日記

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2007年 11月 25日

ゾンビ

OPAP『ゴーストユース』(作・演出:岡田利規)を観た。
学生と作った作品であるとか、授業の一環でとかいうレベルを超えた作品だった。
観ている内に息が苦しくなるのを感じた。
それは俳優が「役柄」に頼らずに、むしろ「役柄」から離れながらなおかつ近づくという矛盾した行為に耐えながら舞台に立っていたからだ。
虚構を暴き、解剖しながら、その虚構に加担する。
彼らが演じた「役柄」という虚構が点滅のように浮かび上がると同時に、演じた彼ら自身が虚構の存在のようにも見えてくる。
あー、誰かとこの作品について色々話したい。

マレビトの会「クリプトグラフ」、五反田団+京都芸術センター「いきてるものはいないのか」とつながるものを感じる。僕の言葉で言うと、それは「ゾンビ」というキーワードでつながる。それぞれ全くスタイルは違うし、別にゾンビが出てきたわけでもないけれど、フィクションを作り出すときの手つきというか、俳優自身と役柄がふと乖離するような瞬間に生まれる幽体離脱感がその人の身体をゾンビのように見せるのだ。

あ、もう寝なくては。
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by shu-mats | 2007-11-25 02:51
2007年 11月 12日

Phaedra's Love

次の公演はサラ・ケインの『Phaedora's Love』という戯曲。
初めてオリジナルではない戯曲を演出する。
なるべく俳優がテキストを読む時間を作るつもり。
テキストと自分の距離を近づけるということも必要だけれど、
遠ざけることも必要で、どちらも試してみたい。

まだまだ先の話だけど。
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by shu-mats | 2007-11-12 22:44
2007年 11月 01日

マチネ・ポエティカ

もう11月だ。
10月は授業が始まったり、京都に行ったり、原稿を書いたり、稽古をしたり・・・
の日々だった。

授業は、自分の頭の中を整理するのに精一杯だけれど、少しずつ慣れてきた。
生徒たちが素直なので助かる。
結構身体を動かしている。
身体を動かすのは気持ちいいけれど、それとテキストの関係、空間との関係を説明することに重きを置いている。

京都は観光ゼロだけれど、マレビトの会『クリプトグラフ』と五反田団の前田君の『生きてるものはいないのか』を観る。どちらも興味深く、これを同時期に観ることの出来る京都はすごいと思った。ゾンビについて色々考えた。前田君の方はもうすぐアゴラ劇場で上演。

原稿は『クリプトグラフ』について書いた。wonderlandへの原稿。
郷愁についても書いてみたくなった。
甘い郷愁じゃなくて、ふと襲われて身動きできなくなるような苦い方。
石原吉郎にもつながるような。ただ、今はそれは僕には書けないと思う。
しかし、松田さんの進化は凄いなあ。

稽古はマチネ・ポエティカ。
青年団演出部の武藤真弓さんの企画。
彼女には僕の作品『地下室』で制作をしてもらった。
ファスビンダーの戯曲のリーディングを企画(映画の上映と中原昌也×岡田利規のトーク付き!)したり、寄席の企画をしたりとかなり面白い人だ。

『一つの可能性』もかなり面白い。非常に長く、複雑な小説をうまく切り貼りして台本を作っている。また、音響やスライドを使って、テキストが読み上げられる時間を・・・

まだ稽古中なのでこれ以上は書けないけど、とにかく、稽古の時に自分が読む読まないにかかわらず、その空間にいることが楽しい。

是非観に来て下さい。

マチネ・ポエティカ
「一つの可能性」text by ミシェル・ビュトール『段階』

生きている時間を捉えたいという、抗いがたい欲望にとりつかれた若い教師の記録。 記録を残している「私」とはいったい何なのか。
「私」の、「きみ」の、「あなた」の「らしさ」とは何なのか。
50年代ヌーヴォ・ロマンの旗手と称されたビュトールの小説からテキストを抜粋し、コンピューターミュージックのコンポーザー/
プレイヤーであるカール・ストーンの音楽にのせて送る、幻惑のリーディングパフォーマンスライブ!!

日時/ 2007年11月3日(土) 開演 18:30
チケット料金 / 1,500円 (with 1 drink)

会場/ BankART1929 Yokohama 1F/1929ホール
    横浜市中区本町6-50-1
    tel / 045-663-2812
    http://www.bankart1929.com
    地図/ http://www.sukothai.com/v.2/Maps/BankARTMap.pdf

企画・構成・演出 / 武藤真弓(青年団演出部)
出演 / 松井周(青年団・サンプル) 、村田牧子(青年団)、高橋牧、杉浦未樹、熊谷知彦
音楽 / Carl Stone(laptop)
主催 / マチネ・ポエティカ
共催 / BankART1929

チケット予約・お問い合わせ
090-9859-8131/ ku_yon@mac.com (武藤)

または、BankARTでも受け付けています。
BankART1929オフィス
email / info@bankart1929.com
tel / 045-663-2812
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by shu-mats | 2007-11-01 14:38