サンプル日記

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2010年 12月 21日

投げられやすい石

『投げられやすい石』の稽古が始まっている。
久しぶりの俳優としての稽古。
まだ2回だけなんだけど楽しい。

ただ、自分がぎこちないのがはっきりとわかる。
どう筋肉動かしていいんだかわからない感じ。

前のめりになりながらも風景に溶け込んでるように
やりたいなあ。

しかし、岩井君の台本は、台詞を聞いてるだけで、
なんだかその状況に巻き込まれて
いたたまれなくなる。
岩井マジックってあるなあと再認識。

是非観に来て欲しいです!
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by shu-mats | 2010-12-21 23:20
2010年 12月 20日

12月もう終わりが

近づいている。
『演劇入門』を観たのはもうずいぶん前のことのよう。
入門とか演劇とかあんまり考えずに楽しめた。

途中で演技が中断されたり、また再開したり、
ナレーターなどがからんできたりする中で
俳優がどうそこを乗りきるのかを観るのは面白い。
ああいうプレイに俳優は興奮するだろうなあ。
いいなあと思った。
あと、岩井というナレーターが信用できない語り部であったのが良かった。
実はまだまだ漂っている感じが。

矢内原美邦さんの桜の園に
藝大の生徒が二人も出ていて、観に行った。
走りまくって、叫びまくっていた。
連帯と排除の反復が際だっていて、
排除される側は恣意的に選ばれるのか、ローテーションなのか、
それとも外見的なもので選ばれるのか、もう少し観たい気もした。

藝大のアートパスは良かった。

『THEジャンプ』は別れる間際の男女が同棲していた部屋の片付けをしているだけの話なんだけど、
最初は大縄飛びをみんなで飛びながら地球の歴史をなぞる話だった。
しかも何度も引っかかっては滅亡してやり直すという火の鳥レベルのスパンの長い話
(最初の最初は縦のパイプの中で踏ん張って落ちないようにしている人の絵だった)。

全然変わった。
服や日用品を梱包するのと同様に、飛び出してくる自分たちの過去の記憶のようなもの(人が何らかのテキストを読んだり、誰かの模写をしたりして演じる)を梱包してその場に捨てていく。
全部物が片付いて二人が別れた後に、残された記憶たちが震えるように再び語り出す。
縄跳びのために買った縄が梱包用になった。
予想しなかったこういう発見が面白いんだよなあと改めて思った。
でも発表三日前に縄跳びやめることになって全くの白紙になり、
メンバー全員が無言でぼんやりしていたのも事実。

『戦車』は元々、クーラーから吹き出る血しぶきにあたった人がゾンビになって
自分を襲ってくる夢の絵を元にしていたはず。
それが、黒いものを嫌い、白いものしか身に着けられず、白いところしか歩けない姉が
同じように白い服を着た妹と一緒に、黒い装束の人から逃げようとする話になった。
姉は妹が引っ張ってくれる白い台車に乗って、黒い世界を渡っていこうとする。
しかし、妹は突然倒れる。
姉は動けなくなってしまうが、思い直して何とか妹を台車に載せようとする。
そして自分の身に着けていた白いショールを妹の顔に掛ける。
すると、妹をのぞき込むように黒い装束の者らが集まる。
姉は黒い服を身に着け、妹が乗った台車を引っ張る。
姉の後ろに黒い装束の者らが続く。
どうやら出棺のようだ。

これも途中までもっとゾンビ色が強く、黒が白を襲うということと、
妹は姉の味方ということしか決まってなかった。
ただ、黒白の連想から
「妹はもう死んでいるのかもしれない。それを姉が受け入れられないのかもしれない。」
というアイディアが生徒から出てきてから
全体を貫くラインが出来てきた。
こっちも天井からずっとコーラのしずくが垂れているという
面白いんだか面白くないんだか判断できないようなアイディアを
引っ張ったりしていた時期もあったのに、すごい進歩だった。

僕はほとんど構成などには関わっていなかった。
(一枚の絵を元に創作を始めるということだけ決めたけど。これは以前、照明家の吉本有輝子さんがワークショップでなさっていた「今記憶に残っている映像を紙に書いて、その映像を元に照明プランをたててみる」というものをアレンジした。)
生徒と一緒にアイディアを出そうとして何にも出てこないで
ただうーんと唸っている時間も多かった。

でもこれだこれと思い出した。
サンプルでやりたいことはこういうことで、
この綱渡りをやってメンバーと共通言語を探すことが
観客との共通言語を作ることに、別の言い方をすると、
観客と普遍的なテーマを共有することにつながると改めて思った。

長々と書いたけれど、とにかく生徒たちに感謝。
はっきり言ってパクリたい。
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by shu-mats | 2010-12-20 23:12
2010年 12月 19日

アート パス

藝大の生徒たちの作品が
北千住のキャンパスで今日も15:40から上演されます。
一枚の絵をたよりに集団創作で作ったものです。
演劇の可能性が詰まった作品になっていると思います。
と同時にシンプルで力強いという。
無料です。
お時間のある方は是非!
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by shu-mats | 2010-12-19 12:53
2010年 12月 06日

もうすぐ稽古


デスロック、観たかったなー。
最近キラリ☆ふじみに行っていない。
芝居観て鶴瀬で飲んで喋って帰るとかしたい!

今月半ばからハイバイ「投げられやすい石」の稽古が始まる。
俳優は久々。色々錆び付いているだろうから準備したいが
結構時間がない。
身体柔らかくしたりとか痩せたりとかそういうことなんだけど、
もうはっきり言って身体を動かすのがおっくう。
何とかしなきゃな。

そういえば小説も読みたい。
読みかけの本。

『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』ナボコフ
『親和力』ゲーテ
『三人の女・黒つぐみ』ムージル
『越境』コーマック・マッカーシー

何か宝が眠っているような気がするんだけど
まだそこまで読み進めていないかもしれない本たち。
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by shu-mats | 2010-12-06 03:59
2010年 12月 01日

フェスティバル/トーキョー  演劇入門

フェスティバル/トーキョー。
終わりの方に連続していた
『わたしのすがた』、『HIROSHIMA-HAPCHEON:二つの都市をめぐる展覧会』、『古いクーラー』、『ハロースクール、バイバイ』、『完全避難マニュアル 東京版』
などの体験も大きかった。

一体演劇って何なの?という感じ。
パフォーマー/観客という区別はどんどんなくなっていくだろうし、
空間・身体・時間の感知の仕方も更新されていくよなあ。
実際の「空間・身体・時間」と設定上の「空間・身体・時間」が
溶け合って点滅している、あるいは重なって
よくわからない3D感を醸し出すことが起こっている。

それは脱物語的なんだけれど(いわゆるストーリーがメインではないという意味)、
これこそ物語の胚胎かもしれないと思わせるものばかり。

いや、全部を一緒くたにして考えるのも無理があるな。
まるで違う方向を向いてるとも言えるし。

何かを体験して「特権的な、特殊な体験をした!」といくら言い張っても
ネタとして相対化されて自分でも「俺って操作されてただけ?」と思ってしまう。
じゃあそこで自分をジャッジできるもっと強固な「個人」を起ち上げようと
対話というツールを使っても、どこか表向きを装うということになって、
もちろん理論武装という意味ではいいのかもしれないけれど
他のツールはないのか?という気がしてしまう。
「個人」という概念にとらわれない「個」の形態、「個体差」をじわじわと実感せざるを得ないツールを作ることが
演劇でも可能だということが少しわかったような。
ちょっとまとまらないけれど、そんな実感。

緊急避難マニュアルの原宿に行って、観光気分で歩いて避難所に着いて
何となく演技している自分を発見。ここからは命令がないんだと思って、しばし動揺するが
フレーバーティーを飲んでほぐれる。
お茶っていいと思った。

サンプルの古舘さんと古屋君が出演している『演劇入門』が始まった。
ドラマターグの野村君も制作で入っている。
間口の広さと岩井君個人史とオリザさんの方法論と本広さんの演出と
舞台上で起こっていることのミックス具合が
どんなふうになっているのか、楽しみ。
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by shu-mats | 2010-12-01 13:36